数年前に購入された戸建ての全面リフォームです。建売住宅は、建築コストを安く抑えるため、耐震性能が低かったり、
保温対策が不十分であったり、割安の部材が使われていたりします。
長年、居住していると経年劣化や汚れ、使い勝手の不満などさまざまな不都合が生じてきます。
近年では使い勝手が優れた素材、構造やデザインの可能性も飛躍的に広がり、住宅の省エネや廃棄物の削減に寄与したりと
建築材料が驚くべき進化を遂げています。
一時代前のタイルはサイズが小さく、目地部分が多く汚れも目立ちます。
今風にリフォームします。
タイルが劣化し汚れも目立ちます。フローリング、下駄箱などは養生し、再利用します。
まず、現状タイルの撤去作業。
床部分は大振りの大理石調のタイルに。お掃除もしやすく、高級感が増しました。
壁は余分な湿気や嫌な臭い、さらには有害物質を吸着し、
人にやさしく、
電気を使わないので環境にもやさしいエコカラットに変更。既存のドア、フローリング、シューズケースなども違和感なく施工できました。
構造上、1階には和室が配置され、お年寄りの部屋として使われることが多く、
地面からの冷気で部屋が暖まり難く、辛い思いをされていました。
そこで、断熱工事を施しました。
家族が集まるリビングは汚れもあり、全面リフォームしました。
使用感があり、日常一番使われるリビングは知らず知らずに汚れが目立ってきます。
天井は、空気の流れがあり意外と汚れています。
天井も張替えしました。
エアコンなど既存のものは、養生します。
幅広のフローリング調クッションフロアに少し濃い目の幅木でメリハリの効いた効果を出しました。
壁は一面のみテイストの違う壁紙を貼り、シックでモダンな雰囲気に。高級感が増しました。エアコン洗浄も実施しました。
キッチンは床材のみ変更。流し台とも一体感のあるクッションフロアです。最近のクッションフロアは良くできていて、フローリングと見紛うほどです。
洗面所、浴室も全面リフォームです。
洗面所、お風呂とも部材入替え、配管の変更です。
断熱材を施工し、浴室・洗面所の保温効果を高めました。
洗面所の壁はレンガ調の素材感のあるエコカラットをチョイス。
吸湿効果でカビの発生を抑制します。
洗面台も一体感があり、収納力のある大振りのものを施工しました。洗面所の窓はルーバータイプに変更。外から見えにくく、通風を制御できます。